「高圧電力のクレジットカード払い」「電力コストの削減依頼」「補助金申請のサポート依頼」「ポイント付与がお得な家庭用電力会社」ジャンル別におすすめの電力会社をご紹介します!

電気代が異常に高いのは盗電の可能性も?盗電されているか調べる方法


電気料金の請求が来たときに「たくさん使った覚えはないのに、なぜか急に電気代が高くなった」という経験はありませんか。もしかすると、ここ数年で話題になっている盗電の可能性があります。この記事では盗電の調べ方や対策を解説するので、急に電気代が高くなった方は記事を参考に調べてみるとよいでしょう。

どうやって電気は盗まれるのか

盗電の手口で一番多いのが、屋外にあるコンセントから延長コードを使って電気を盗まれる方法です。マンションのベランダやガスメーター横に設置してあるコンセントに延長コードを差し込んで隣人の部屋に引き込んでいたという事件が過去実際に起こっています。

普段気にして見ない場所に設置してあるコンセントから盗まれると、まったく気づかないので注意が必要です。マンションに限らず、戸建て住宅でも同様の手口で盗電された事例も報告されています。盗電はれっきとした窃盗罪に該当し、刑法235条で「他人の財物を窃取した者は、窃盗の罪とし、10年以下の懲役または50万円以下の罰金に処する」とされ、本来「物」ではない電気でも財物とみなすように規定されています。また、民法709条の不法行ためにも該当し、盗電した人は他人(電力契約者)の権利を違法に侵害したとされ、それによって生じた損害を賠償する責任が発生します。

実例を挙げると、2010年に電気料金の滞納で電気を差し押さえられた男性がアパートの共用コンセントから2円50銭相当の電気を使用してテレビを視聴し、懲役1年(執行猶予3年)の有罪判決が言い渡されました。

このほかにも自動販売機や駅構内にあるコンセントで携帯の充電をして逮捕された事例もあります。目に見えないものなので窃盗の意識が薄く、所有物でないところのコンセントを使用して勝手に電気を使っているようです。

電気が盗まれているか調べる方法

それでは、実際に盗電されていないか調べる方法を紹介します。家電のコンセントを抜いたりする方法を紹介するサイトがありますが、タイマー機器や電源が切れると再設定が必要な機器もあるのであまりおすすめしません。復旧忘れなどでトラブルになる可能性もあるのでやめましょう。

盗電を調べるには、まずベランダやメーターボックスなど屋外にあるコンセントを目視で確認してください。あきらかに自分のものではないコードが刺さっている場合は注意が必要で、盗電の可能性が高まります。

また、1日中家にいることができれば2時間おきくらいに電気メーターの数字を確認してみましょう。通常の使用状態で、ある時間帯やある曜日だけ極端に電気メーターの数字が増えるのであれば盗電されているかもしれません。ただし1日で確認することは難しいので数日間で判断しましょう。

ここで注意しなければいけないのが、盗電以外の理由で電気料金が高くなっている場合です。何らかの原因で電線に傷がついて電線や機械から電気が漏れてしまうと、電気料金が高くなるだけでなく感電のリスクがあるので早急に対処しなければいけません。

盗まれないための対策

盗電対策として、屋外のコンセントを勝手に使用できないように鍵付きのカバーを取り付ける方法があります。使うたびに鍵の開け閉めが必要にありますが、あまり使わないコンセントをふさいでおくことができるのでおすすめです。ホームセンターなどで販売されていますが、工事には資格が必要なので電気工事店に相談するとよいでしょう。

また、屋外コンセントが目の届きにくい場所にあるならば防犯カメラの設置も有効です。抑止力になるだけでなく、盗難の証拠を撮影できるので効果は絶大だといえるでしょう。

 

急に電気代が高くなった場合は知らないうちに他人に電気を使われているかもしれません。あまり聞かないかもしれませんが、盗電は犯罪で現実に私たちの身の回りで起こっている事実です。これを機に一度調べてみてはいかがでしょうか。

関連した記事

サイト内検索