ポイントが付けられる電気代の下限金額はどれくらい?
電力会社によっては、電気料金を支払うとポイントを付与してくれるところがあります。このポイントというのはカード決済のポイントではなく、電力会社が付与してくれるポイントです。
カードがなくても毎月の電気を支払うだけで、勝手にポイントが貯まるのでお得です。
ポイント付与の電気代の下限金額は主に2種類ある
少しでもお得に電気代を支払うなら、ポイントを獲得できる会社がおすすめです。ポイントを重視する場合に「ポイントが付けられる電気代の下限金額は?」が気になりますが、これは主に2種類あります。
1つ目は、電気代の支払額に関係なく一律で3%や5%などでポイントが付くタイプです。この場合、金額を気にする必要がないので便利です。
2つ目は「200円で1ポイント」のようにポイント付与対象となる下限金額が決まっているタイプです。この場合、下限金額を1円でも下回るとポイントが付かないので、取りこぼしてしまうことがあります。
例えば「200円で1ポイント」の場合、400円なら2ポイントですが399円なら1ポイントです。金額に関係なくポイントが付く場合、399円でもポイントが付与されるのでポイントを取りこぼすことが少ないです。
しかし、小数点以下の切り上げや切り捨てを考慮すると、実際のところは取りこぼしてしまうケースもあります。どちらのほうがお得なのかは下限金額で決まるのではなく、還元率で決まります。
お得度を優先するなら下限金額ではなく還元率を見よう
下限金額が「100円で1ポイント」と「200円で1ポイント」を比較した場合、ポイントがお得なのは「100円で1ポイント」と思う方が多いでしょう。しかし、お得かどうかは下限金額で決まるのではなく、還元率で決まります。
例えば「100円で1ポイント」の1ポイントが0.5円なら還元率は0.5%です。「200円で1ポイント」の1ポイントが1円なら0.5%です。下限金額だけを比較すると「100円で1ポイント」のほうがお得に見えますが、還元率を計算すると結果が変わります。
還元率というのは100円に対して何円が還元されるのかという表記なので、下限金額がいくらであろうと損得の比較ができるので便利です。
カードで支払うとさらにお得になるのは共通
ポイント付与のある電力会社を利用するとき、電気料金をカードで支払うとさらにポイントがお得になるのは共通です。「電力会社のポイント付与」と「カード決済のカード会社が付与するポイント」の二重取りができるようになり、この場合は使うカードの還元率が高いほどお得になります。
各社によって付与されるポイントの種類は様々ですが、カード決済で二重取りする場合はどのようなカードを使っても問題ありません。2つの獲得ポイントは別で考えれば良いだけなので、必ずしも電力会社から付与されるポイントが搭載されているカードを使うのが最善というわけではありません。
ただし、2種のポイントを貯めることになるため、相互移行できない場合は使い道をそれぞれで考える必要があるのは少々面倒です。「楽天エナジー」なら楽天カード、「auでんき」ならau WALLETクレジットカードなど、相性の良いカードが存在する場合はポイントの使い道も考慮してベストなカードを見つけやすいです。
基本的に損得だけで言うなら、高還元率なカードを使っておけば損することはありません。
ポイントが付けられる電気代の下限金額は、各社によって様々です。タイプ別としては、主に「電気代に関係なく一律のポイント付与」と「100円や200円など一定額毎にポイント付与」の2種類があります。どちらがお得なのかは下限金額で決まるのではなく、ポイント還元率で決まります。
また、クレジットカードで決済するとポイントがお得になるのは共通しているため、高還元率カードを持っているならそのカードで決済するのがベストです。