第4位 シン・エナジー株式会社
シン・エナジー株式会社は『洸陽電機エンジニアリング』という社名で電気工事の下請け会社として1993年9月に創業。
20余年の歴史があります。
電気関連の事業で地道に実績を積みながら、現在、「エネルギーセービング領域」「エネルギークリエーション領域」「エネルギートレード領域」の3領域にわたる、エネルギービジネスのトータル企業に成長しています。
【エネルギーセービング領域】
・省エネルギー支援サービス
・エネルギー管理システムの開発・販売
【エネルギークリエーション領域】
・太陽光発電事業
・地熱発電事業
・水力発電事業
・バイオマス発電事業
・メタン発酵ガス発電事業
【エネルギートレード領域】
・電力の売買
・需給管理
老朽化した設備を更新することによって高効率化をはかり、エネルギーマネジメントシステム(EMS)の導入で「見える化」をはかるなど、20年の実績が作り上げた技術・経験を背景にたいへん有効な省エネソリューションを提供しています。
また、エネマネ事業者として登録。
既述ですが、省エネルギー化での支援金・補助金を申請するとき、エネマネ事業者のEMSを利用した場合は補助対象経費の補助率が1/2以内になり、たいへん有利です。
シン・エナジー株式会社はエネルギーの総合プロデュース・エンジニアリング企業。
そうした立場から、省エネルギーの補助金・助成金の申請代行コンサルタントも手がけているのです。
商号 | シン・エナジー株式会社 |
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本社所在地 | 〒651-0087 兵庫県神戸市中央区御幸通8-1-6 神戸国際会館14階 |
事業所 |
本社(神戸) 東京支店・九州営業所・南九州営業所・沖縄営業所・仙台出張所・小浜出張所 |
資本金 | 367,250,775円 |
売上高 | 384.7億円(2019年度実績) |
従業員数 | 141人(2020年7月現在) |
役 員 |
代表取締役社長:乾 正博 専務取締役:伊藤 靖 常務取締役:野稲 秀紀 取締役:仙石 龍雄 社外取締役:小野川 貴 (三井物産株式会社サービス事業部 ファシリティサービス事業室長) 常勤監査役:浅尾 哲也 社外監査役:鈴木 義彦 社外監査役:鎌倉 寛保 (トラスコ中山株式会社監査役、株式会社ユーシン精機監査役、株式会社フジオフードシステム監査役) 執行役員:藤原 世光 執行役員:中村 靖 執行役員(非常勤):村谷 敬 |
取引銀行 | 三井住友銀行 / 新生銀行 / みなと銀行 / 他 |
事業内容 |
【エネルギークリエーション領域】 ・太陽光発電事業 ・地熱発電事業 ・小水力発電事業 ・バイオマス発電事業 ・バイオガス発電事業 【エネルギートレード領域】 ・電力の売買 ・需給管理 【エネルギーセービング領域】 ・省エネルギー支援サービス ・エネルギー管理システムの開発・販売 |
加盟団体 |
一般財団法人省エネルギーセンター 日本環境取引機構(JCTX) 関西電気工事工業協同組合 兵庫県電気工事工業組合 兵庫県フロン回収・処理推進協議会 一般社団法人 神戸経済同友会 日本卸電力取引所(JEPX) 神戸商工会議所 一般社団法人 日本木質バイオマスエネルギー協会 |
工場に強い!エネルギーのリサイクルの提案
大量に温水や蒸気を使う工場は食品関係などを筆頭に多く存在します。
ふつうは不要になった温水や蒸気は捨ててしまうのですが、シン・エナジー株式会社はそれらを再利用をしてエネルギーコストとCO2排出量を低減する提案をしています。
■食品工場の例
導入設備:熱回収ヒートポンプチラー・インバーター空気圧縮機・高効率ブラインチラー
(平成25年度 エネルギー使用合理化事業者支援事業を活用した例)
温熱負荷専用で用いられるボイラーから、冷却工程の排熱を回収し、温熱負荷側に利用する熱回収ヒートポンプチラーを導入。
大幅な省エネルギー化をはかりました。
このケースでは原油換算で年間4.2%、171.2klの削減に成功しています。
初期投資費 (補助金なし)約75,000千円 (補助金あり)約51,000千円
コスト削減(実績) 約12,800千円
投資回収年 (補助金なし)約5.8年 (補助金あり)約4.0年
その他、熱回収ヒートポンプチラー中心の導入で、食品工場中心に6.50~28.90%もの削減率をあげており、シン・エナジー株式会社は有効なエネルギーのリサイクルの提案ができる、工場に強いコンサルタント会社と言えるでしょう。
シン・エナジー株式会社について詳しく知りたいMEMSアグリゲータ、BEMSアグリゲータを登録
シン・エナジー株式会社はエネルギーセービング事業における省エネルギー・エネマネ・運用改善の実績が評価され、SII(環境共創イニシアチブ)よりエネマネ事業者以外に、「エネルギー管理システム導入促進事業費補助金(BEMS)」にかかわるBEMSアグリゲータ、「スマートマンション導入加速化推進事業費補助金(MEMS)」にかかわるMEMSアグリゲータとして採択されています。
【BEMSとは】
Building and Energy Management Systemの略。
「ベムス」と読まれる。
ビル・エネルギー管理システムのこと。
ビルの機器・設備などの運転管理によってエネルギー消費量の削減を図るためのシステム。
【BEMSアグリゲータとは】
経済産業省の補助事業「エネルギー管理システム導入促進事業」において、中小ビル等にBEMSを導入。
クラウドなどによって集中管理システムを設置し、中小ビルなどの省エネルギーを管理・支援する事業者のこと。
【MEMSとは】
Mansion Energy Management Systemの略。
「メムス」と読まれる。
マンションエネルギー管理システムのこと。
マンション内の電力消費量をスマートメーターなどで計測。
「見える化」を実行。
空調や照明設備の制御、デマンドの抑制などで電力消費量を制御するシステム。
【MEMSアグリゲータとは】
マンションの各住居、共用部の空調・照明などの電力を受電設備や管理システムを通して「見える化」し、管理を行う事業者のこと。
シン・エナジー株式会社はビルやマンションの省エネルギー化においてもエキスパートとして認められているコンサルタント会社と言えるでしょう。
新電力サービスも手掛けている
電力の小売全面自由化により、さまざまな事業者が電気の小売市場に参入することができるようになりました。
既存の電力会社から、新規参入の会社を含めた電力会社まで、自由な選択が可能になったことは競争の活性化を促しました。
電力会社ごとの多様な料金メニュー・サービスが登場し、消費者に利益をもたらしていますね。
シン・エナジー株式会社は再生可能エネルギー発電事業や新電力サービスも手掛けています。
ビルやマンションで使用される電気のみならず、ガスや蒸気などのエネルギーをトータルマネージメントできるシステム『EnergyEyes』を自社開発。
デマンドコントロール機能と合わせた提供が可能です。
【デマンドコントロール機能とは】
需要側の受電電力を常時監視。
設定された値を超えないよう、警告や自動制御を行う機能。
地域で創った電気を地域内で消費する、いわゆる電力の地産地消を実現するために、総合的な新電力サービスを展開。
ただ電気を安く供給するということに留まらず、再生可能エネルギーを増やしつつ、それを地域内で消費できる循環型のエネルギー供給システムを形成することで地域経済の活性化をもめざしているのです。
「エネルギーを創り、届け、賢く使ってもらいたい。
そして、エネルギーを通して地域を元気にしたい」。
シン・エナジー株式会社はそんな願いを掲げています。
再生可能エネルギー発電事業に取り組んでいる
シン・エナジー株式会社では、さまざまな再生可能エネルギーの開発に取り組んでいます。
【地熱発電】
・長崎県 小浜温泉バイナリー発電所
・岐阜県 奥飛騨第1バイナリー発電所
【水力発電】
・岩手県 松川小水力発電所
【バイオマス発電】
・岐阜県 飛騨高山しぶきの湯バイオマス発電所
・宮崎県 大生黒潮発電所
【太陽光発電】
・大阪府 恩智川治水緑地池島二期地区太陽光発電所
・大分県 耶馬溪太陽光第1、第2発電所
・栃木県 KCT洸陽/那須太陽光発電所
シン・エナジー株式会社は、三洋貿易株式会社と「小型高効率バイオマス発電システム」の販売拡大や導入促進において提携しています。
エネルギーを基軸に、地域を活性化する経済効果の高い事業を共に推進するためです。
「小型高効率バイオマス発電システム」は未利用木材等から加工した木質ペレットを燃料として発電。
発電する時に生じる排熱をペレット製造用や温浴施設、温室などの熱源として利用するシステムです。
発電のみの効率は30%ですが、熱利用も組み合わせることで総合効率が75%にも高まります。
ボイラーなどの直接燃焼発電方式のシステムと比較すると、木材使用量が約3割削減可能。
より少量の木材で資源のエネルギーを有効活用することができるのです。
このような有意義な事業を展開しているコンサルタント会社なら信頼に値しますね。