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電子レンジの電気代ってどのくらい?ワット数の表記は消費電力ではない?


電子レンジを使っているときに、ブレーカーが落ちた経験はありませんか?頻繁にブレーカーが落ちると、「電子レンジのせいで電気代が高いのでは?」と思ってしまうでしょう。しかし、実際にどれくらい電気代がかかっているのかは知らないものでしょう。そこで今回は、電子レンジの電気代はどれくらいなのかについて紹介します。

「500W」の表記は消費電力ではない

電子レンジの商品紹介や本体パネルには、500Wや600Wといった表示があるでしょう。実際電子レンジを使うときは、表示をもとに温める時間を決めているはずです。しかし、この表示は温める際に使うエネルギー(定格高周波出力)を表した数値であり、消費電力ではありません。電子レンジには「温める」以外にも、電力を必要とする装置が他にもたくさん付いています。

たとえば、ターンテーブルやファンも電子レンジを使えば同時に作動するため、実際はさらに電力を消費しているのです。それでは、どれくらいの電力を消費しているのかというと、定格高周波出力数値の1.5倍が実際の消費電力の目安となります。ワット数で表すと1300W、アンペアにすると13A程度でしょう。家庭で契約している電力はだいたい30~40A程度のため、電子レンジの消費電力がいかに大きいのかがわかります。

電子レンジの電気代

電子レンジの電気代を計算するときは、電子レンジの年間消費電力量をもとに計算しましょう。年間消費電力量は、電子レンジ付属の取扱説明書などに記載されており、その数値を参考にすると59.9kWhが電子レンジの年間消費電力です。この数値を、年間消費電力×電力量単価(1kWhあたり)という計算式に当てはめれば、おおよその電気代は計算できます。

ここでは電気料金の目安単価を1kWhあたり27円として、計算式に当てはめてみましょう。あてはめてみると「59.9kWh×27円」となるため、電気代は年間1,617円、1か月あたり135円くらいの料金になります。電子レンジ単体では、さほど大きな金額に見えないかもしれません。

ただし、本記事で紹介している数値や料金はあくまで一般的な数値なので、実際の使用電力や料金とは異なります。また、冷暖房が必要な時期であれば、電子レンジの電気代は大きく家計に響いてくるため、あまり油断はできません。

電子レンジの電気代節約方法

電子レンジの電気代は、基本的なプランの見直し、電子レンジの使い方を工夫するだけで節約できます。手軽に調理できる便利家電なので、節約しながら効率よく使用しましょう。

■電気の使い方と契約プランを見直す

たとえば、電気料金単価が朝は安く夜は高い料金プランで、夜に電子レンジをフル稼働させたらどうなるでしょうか?料金が高い時間に使うため、もちろん電気代は高くなってしまうでしょう。「なぜ、わざわざ電子レンジを使う時間帯の電気料金単価を高くしているのか?」という疑問も出るものです。

もちろん、仕事や子どもの学校などが理由で生活習慣が変わることもあるので、仕方ない部分も多々あるかもしれません。大切なのは定期的な見直しです。現在の電気代が当たり前と考えず、少しでも高いように感じたら見直すようにしてください。

■電子レンジ庫内の清掃

食品を入れる電子レンジ庫内(ターンテーブルがある部分)は、定期的に掃除するようにしましょう。よく見てみると、庫内にはさまざまな汚れが付着しているのがわかります。汚れは電気代の負担に直接影響し、発火する原因を作るかもしれないので注意してください。

■電子レンジの使い方を見直す

どの位置に食材を置くのか、どれくらい入れるのかを見直しましょう。電子レンジは、基本的に外側が温まりやすい設計になっています。置く場所を変えられれば電気料金を抑えられるかもしれません。また、一度に多くの食材を入れるのも避けるようにしてください。ターンテーブルが回らないくらい入れてしまうと効率は下がってしまいます。

 

ここまで、電子レンジの電気代を節約する方法を紹介してきました。電子レンジを使うとブレーカーが落ちることもあるので、適切な電力プランと節約方法の組み合わせは大切です。もし、電力プランを変え節約方法を用いても変化を感じないときは、電力会社の変更も選択肢のひとつになってくるかもしれませんね。

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