第3位 イーレックス株式会社
比較ランキング第3位は、イーレックス株式会社です。
イーレックス株式会社は2000年の電力自由化と共にスタートし、特定規模電気事業者として3番目に登録した「老舗」の電力会社。
東証一部上場会社であるところから見ると、削減に関しては思ったほど強くなく、もしかしたら、大きい施設などは、優遇して大幅な値引きがあるかもしれませんが、中小企業の高圧施設だと、削減率的に考えれば普通の印象を持ってしまいます。
しかしながらイーレックス株式会社は大規模なバイオマス発電を実施していることが特徴で、地球温暖化へ熱心に取り組む企業です。
また電力はもちろん、お得な都市ガスを供給していることでも知られており、エネルギー業界の枠にとらわれない新しいサービスも行われていて、活用シーンは豊富に用意されています。
デメリットとしては、「1年間の契約期間が存在していて、途中解約の場合は違約金が発生する可能性がある」というものが挙げられ、その点さえ気をつければ利用しやすい電力会社です。
社名 | イーレックス株式会社(erex Co.,Ltd) |
---|---|
本社所在地 | 〒104-0031 東京都中央区京橋二丁目2番1号 京橋エドグラン14階 |
代表取締役社長 | 本名 均 |
役員 |
専務取締役:水野 孝則 常務取締役:竹股 邦治 常務取締役:安永 崇伸 取締役:斉藤 靖 取締役:田中 稔道 取締役:角田 知紀 取締役(社外):田村 信 取締役(社外):守田 道明 取締役(社外):木村 滋 常勤監査役:立木 恒雄 監査役:長内 透 監査役:古城 誠 |
設立年 | 36502 |
資本金 | 51億円(2020年3月現在) |
従業員数 | 182名(連結)、110名(単体) |
上場証券取引所 | 東京証券取引所市場第一部(証券コード9517) |
発行済株式数 | 51,055,200株 |
決算期 | 毎年3月31日 |
大規模なバイオマス発電や独自サービスを展開する電気会社
2000年の電力自由化と共にスタートし、特定規模電気事業者として3番目に登録した「老舗」の電力会社がイーレックス株式会社です。
現在では東証第一部の電気・ガス部門に発電から販売までを行う企業として上場していて、安心感があります。
大規模なバイオマス発電を実施していることが特徴で、2018年現在では70MWの発電量を誇ります。
今後は350MWを超えることを目標に事業を展開していて、まさに再生可能なエネルギー事業についてのリーディングポジションを担う電力会社となっています。
バイオマス発電は環境に優しい「再生可能」なエネルギーであり、イーレックス株式会社ではPKSを用いた大規模なバイオマス発電が行われています。
PKSとは「Palm Kernel Shell」というパーム椰子のタネからパーム油を搾油した後の椰子殻のことです。
二酸化炭素の排出係数を低減でき、安定的な発電を期待できます。
さらに、「自社発電」や「余剰電力の買取」「電力トレーディング事業」など幅広い事業を展開することで、無駄なコストが徹底的にカットされています。
これこそイーレックス株式会社が安価な電力を安定的に供給できる秘密です。
電力はもちろん、お得な都市ガスを供給していることでも知られています。
また、1,000社を超えるような様々な業界に提携企業があり、それぞれの提携企業間で互いにメリットの生まれる関係性を築いているため、エネルギー業界にとらわれることのない新しいサービスを提供しています。
例えば株式会社タニタとコラボしたサービスとして「あるく・おトク・でんき」があり、これは「健康」を主題に据えた新しい形の電力サービスです。
株式会社タニタ製の活動量計を使用すれば、歩数に応じて「あるく・おトク・でんき」ポイントを得られ電気料金を割り引いてもらえます。
「@niftyでんき」は電気料金の支払いからサポートまで全てを@niftyで一元管理できる電力サービス。
@niftyのサービスと組み合わせて活用すれば、よりおトクに利用可能です。
「デジタルでんき」というサービスは株式会社ノーザと電力小売営業に関する業務委託契約を締結したことから生まれたサービスです。
ノーザのシステムを導入している歯医者さんを中心にサービスが展開されています。
このように、イーレックス株式会社には従来のエネルギー事業の枠に収まらない幅広いサービスを展開しているのです。
多数の施設での導入実績あり!
毎月のランニングコストである電力コスト。
イーレックス株式会社へ切り替えることで、電力コストを低減して経費削減に貢献してくれます。
切り替えにかかる費用はないので、手続きをするだけで簡単にコストを抑えられます。
全国には様々な業種の代理店があるので、企業それぞれのニーズに沿って最適なプランをオーダーメイドで作成してくれます。
契約後のアフターフォローもすばやく丁寧に対応してくれるため、安心して利用可能です。
これまでに多くの施設で経費削減に成功している実績があるため、実績面でも納得して切り替えられるのではないでしょうか。
切り替え手続きには約3ヶ月ほどの時間が必要になり、まずは直近12ヶ月の電気使用料明細を提出します。
その後企業ごとに最適なプランでの見積もりが提示され、内容に納得できれば必要事項を記入して申し込みの手続きを行います。
その後スマートメーターという通信機能を備えた電力計を設置し、契約が締結となります。
公式ホームページから問い合わせや資料請求、見積もりの申し込みに対応しているため、興味のある人はまずホームページへアクセスしてみるといいでしょう。
イーレックス株式会社の料金体系やアフターサポートは?
イーレックス株式会社の料金体系は、大手電力会社と同様に2部料金制になっています。
基本料金に従量料金を加えたシンプルな体系であるため、導入による電力コストの削減を簡単に比較しやすいです。
ただし、大手電力会社のような料金割引などは存在していないことは知っておきましょう。
もしイーレックス株式会社の自社発電所が定期点検やトラブルなどで供給できない時には、電力会社がバックアップしてくれます。
その場合でも契約者が追加で費用を支払う必要はないので、いつでも安定的な電力供給が約束されています。
アフターサポートが充実していることもイーレックス株式会社の特徴であり、万が一イーレックス株式会社が倒産してしまっても契約者が他の電力会社と契約先を変更するまでは、電力会社とイーレックス株式会社とのバックアップ契約で守られます。
つまり、イーレックス株式会社が倒産してしまっても電力供給は問題なく行われるシステムになっているのです。
このバックアップに関する債権債務の処理は全て電力会社とイーレックス株式会社間で行われるため、契約者へ負担がかかってしまう心配もありません。
電力コストを削減できるイーレックス株式会社のデメリットとは
安定した電力供給が約束され、導入するだけで電力コストの削減になるイーレックス株式会社。
そのサービスはメリットばかりに思えますが、デメリットは存在しているのでしょうか。
切り替えによる電力品質の劣化や使い方が変わってしまう心配などは一切ありませんが、デメリットを挙げるとすれば「1年間の契約期間」があります。
契約期間が満了する前に解約した場合には地域電力会社からイーレックス株式会社へ違約金が請求され、その違約金は契約者が負担することになる場合があります。
つまり、簡単に言えば「契約から1年未満の間に解約した場合、違約金が発生する可能性がある」ということです。
この点さえ注意すればイーレックス株式会社は利用しやすいサービスなので、電力コストを削減するために検討すべき対象になります。