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電気はこまめに消した方が節電になる?種類によってはこまめなオンオフは逆効果


節電しようと考えた時に真っ先に思い浮かぶのが「電気をこまめに消そう」ですが、本当に電気をこまめに入り切りすることが節電になるのでしょうか。すべての照明器具で入り切りすることが正しいのでしょうか。この記事では照明とあわせてエアコンの頻繁な入り切りがどのような影響を与えるのか解説します。ぜひ参考してください。

電気はつけっぱなしより消した方が省エネ

照明器具は家庭に設置している台数が多く複数を同時に使用するので、まとめると電力消費は大きい家電といえるでしょう。照明器具の電力消費は電気が点いているときに電気代がかかり、消した状態ではかかりません。単純に「短時間でも付けっぱなしより消した方が電気代は安い」という当たり前のことはご理解いただけるのではないでしょうか。

こまめに照明を消すことで、1台あたりの節電効果は小さくても積み重ねると大きな節電効果があります。「電気は短時間であれば消さないほうがより電気代が安い」という意見を聞くことがありますがこれは正しくありません。ただし、照明の種類によってはこまめなオンオフが逆効果になることがあるので次で解説します。

照明の種類によってはこまめなオンオフが逆効果

昨今の照明器具はLED器具が主流になっていますが、まだまだ蛍光灯器具を使用しているご家庭も多いのではないでしょうか。照明は常に一定の電力を消費するわけではないので、少し離れるからといって照明を消すとかえって電気を消費することになってしまう場合があることを覚えておいてください。

LEDの消費電力は一定ですが、蛍光灯は点灯する時にいちばん多くの電力を消費するので、短時間であれば付けたままのほうが節電につながります。しかも、グローランプを使用して蛍光灯を点灯するグロースタータータイプは頻繁に入り切りすると蛍光灯そのものの寿命を短くしてしまうという欠点があるので、電気代以外にも蛍光灯の寿命による交換にかかる費用がより多く必要になってしまうでしょう。

蛍光灯が最も電気を消費するのは点けてからの3秒間だけであり、この3秒の間に点灯時の約2倍の電気を消費してしまいすが、7秒以上使うことで点灯時の消費量を上回る電力を消費します。点灯してから7秒以内に頻繁にスイッチを入り切りする状況はないと思われるので、7秒以上点灯させる場合は照明を点けっぱなしという状態が無駄遣いなのは間違いありません。

エアコンはつけっぱなしの方が節電になることも

照明と同様にエアコンの頻繁な入り切りは多くの電気を消費することを覚えておいてください。エアコンは室温を設定温度まで上げたり下げたりする間に多くの電気を使用します。設定温度になってから室温を一定に保つ状態になると、温度を調整するときに比べて電気代はあまりかかりません。

エアコンを点けて室内気温がちょうどよくなったからスイッチを切り、また寒くなったり暑くなったりしたらスイッチを入れるというようなエアコンのオンオフを繰り返すことは、エアコンが常に最大の消費電力で運転する状態(設定温度まで室温を上げたり下げたりする運転)をしていることになります。

つまり、エアコンのこまめな入り切りは一番電気代がかかる運転を常にしているという状況になってしまうので控えましょう。ずっと家にいる場合や30分程度の外出であれば点けっぱなしにした方がよく、数時間の外出などしばらく戻らない状況であればエアコンのスイッチを切るようにしましょう。

 

LED器具を使用する場合や蛍光灯器具を7秒以上使用する場合において電気を使わないのであればこまめに消したほうが節電になり、細かな積み重ねが大きな節電につながります。また、エアコンの場合は常にいる場合や短時間の外出では点けっぱなしにすると効率がよく、節電になることを覚えておきましょう。正しい知識を身に着け電気代の節約に役立ててください。

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