コスト削減の為の電力切替に費用はかかる?
電力自由化により、会社を自由に選ぶことができるようになっています。
特に、従来の会社から新電力に変えるというような動きが見られます。
この背景としてコスト削減があるわけですが、切替時に費用が相当かかるのでは本末転倒で変更する意味がなかったりするでしょう。
そこで、電力切替において費用がかかるのかどうかについて解説いたします。
スマートメーターに切り替える工事費用は基本的に無料
従来の会社から新電力に切り替える場合にはメーターをスマートメーターに切り替える工事が必要になります。
この工事に関しては基本的に無料ですので、余計なお金がかからないと思っていただいて構いません。
ただし、新しいメーターを置くスペースがないとか、交換作業で壁に穴をあける必要があるなどの特別なケースがあれば、場合によって工事費を請求されることがあります。
スマートメーター以外のことで工事費がかかるとか何らかの設備がいるなどのことはありません。
電線など他の設備については従来のものを引き続き使いますので、新たに設備がいるとか工事の必要があるということはないです。
一部で専用のブレーカーが必要になるということで高額な値段で売りつける業者がいますので、そこのところは注意をしたほうがいいでしょう。
もし切替においての初期費用で何十万円も請求するような業者がいたのであれば、これは詐欺だと思っておいて構いません。
工事でかかるのはあくまでスマートメーターに関してだけで、他の設備については従来のものを使いますので、工事費は要らないはずです。
また、切り替える前にスマートメーターにしている家庭については、一切工事の必要はありません。
契約事務手数料がかかる会社が中にはある
新電力に契約をする時に、場合によっては契約事務手数料が徴収されることがあります。
多くの会社の場合はそういう手数料が徴収されることはありませんが、一部の会社で手数料を徴収するわけです。
徴収される金額は3000円程度で、初回の電気料金と併せて支払うことになります。
一部の会社でなぜ契約事務手数料を取っているのかというと、契約時にはいろいろと事務作業が発生するからです。
住所登録や契約プランなどをきちんと登録しなければいけませんので、それにまつわる事務作業がたくさんあります。
そのコストを利用者に転嫁する目的でそういう手数料を徴収しています。
多くの会社でそういう手数料を徴収していない理由としては、契約時や解約時のコストをすでに料金プランに反映させているからです。
あらかじめ料金プランに反映させているからこそ、わざわざ手数料という形で取っていません。
以前の会社を解約する時解約違約金がかかることがある
大手電力会社の一般的なプランに契約していて、それを解約するというのであれば、解約違約金がかかるということはありません。
手数料がかからずに解約に応じてくれるはずです。
しかし、自由化に伴って特別なキャンペーンが適用されるプランに契約している場合は、もしかすると解約違約金がかかる可能性があります。
新電力同士の切り替えにおいても同様に解約違約金がかかる可能性がありますので注意してください。
多くの場合、1年未満の解約で2000円程度かかるというものです。
解約違約金がかかるのかどうかというのは以前の会社の契約プランの内容を確認すれば分かるはずです。
契約プランを確認して手数料や違約金の有無についてチェックをしてみるといいでしょう。
もし違約金を支払うのが嫌であれば、それがかからないタイミングで申し込むことをおすすめします。
従来の会社から新電力に変更するに当たり、初期にかかる可能性がある費用は以下の3つです。
スマートメーター切替時の特別な工事費用と新規契約手数料、旧会社の解約違約金です。
これ以外に電力会社の変更に伴う初期費用はありませんので、そのためのハードルは低いと言ってもいいでしょう。
場合によっては無料で切替をすることができます。